素粒子原子核研究所 低温グループ
試験区分:電子・情報
現在は、実験のための装置の運転・保守業務と大型プロジェクトにむけての建設作業を行っています。
僅かな差や滅多に起きないイベントを捕らえる実験では、沢山の実験データを得ることがきわめて重要となります。
技術的には装置の長期間の安定した運転と一度に取得できるデータ量が鍵になります。
技術職員として、この長期安定運転できる装置の保守・改良と、より効率的なデータの取得、処理の研究開発を行っています。
さらに、大型実験装置の設計、年単位に及ぶ実験装置の製作、設置を行っています。
実験のために部品の製作を外注する仕事があり、この部品の発注図面を描く仕事を任されました。
当時、製図の経験がなかった私は、独学でソフトの使い方を勉強するとともに、職場の講習で図面のルールを勉強し、なんとか初めて図面を作成しました。
出来上がった部品が手元に届いたとき、感動したのが印象に残っています。
多様な業務をできることで、自分のスキルアップにつながることが魅力だと思います。
私は現場に出て配管や配線の作業をすることもあれば、デスクで設計・製図、シミュレーションのためにプログラムを書く仕事もあります。
実験、建設の進捗状況に合わせて自分のすべき仕事も変化していき、自分の出来る仕事の幅が広がっていくことは楽しいことです。
更に新しいことにチャレンジする土台にもなっていきます。技術職員向けの研修もありますので、そこから新しいスキルを手に入れて自分の可能性の幅を広げられるのも魅力です。
7:30
出勤:一日の充実のため早朝出勤。一日の予定をざっくり確認します。
デスクワーク、図面作成:朝、頭がフル回転するうちに実験装置の図面作成、メンテナンス用パーツ購入の検討などをします。
10:30
現場打ち合わせ、作業:安全のための危険予知活動などを行ってから現場でメンテナンス作業をします。
12:00
昼食
13:00
書類整理、打ち合わせ:契約関係の書類を整理して担当課に回します。課内で次期プロジェクトについて打ち合わせをします。
16:15
退勤:業務のやり残しがないことを確認して退勤。平日でもゆっくりと趣味の映画鑑賞ができます。