杉山 歩哉

小山工業高等専門学校

習うより慣れよ
 
杉山 歩哉 
教育研究技術支援部技術室第3グループ
 
採用年度:令和3年度
試験区分:化学

現在の仕事内容について

 各種分析機器の操作や維持管理方法の習得に向け日々取り組んでいます。習得した技術は学内や自分の研究活動に役立てます。最近は主に走査型電子顕微鏡(SEM)とその周辺機器を扱っていて、今年度には、宇宙塵という数十µm程度の微粒子に着目して、空中の微粒子を採取してSEMで観察および分析を行い、得られた成果を学外発表しました。

仕事をしていて感じる魅力ややりがいについて

 学生の頃はいつも同じ条件でSEMを使っていましたが、技術職員になり、試料や目的に合わせて考えて条件設定を行うようになりました。そこでの試行錯誤で知見を広げたり、習得した技術を生かして学校に貢献できることにやりがいを感じます。今後もSEMのエキスパートを目指して経験を積み、学内で頼られる存在を目指します。

技術系職員を選んだ理由について

 学生時代に得た知識や経験を活かした職に就くことを希望して技術職員となりました。特に、学生の頃から分析機器の扱いには興味があったので、今は意欲的に仕事をしています。また高専の技術職員は、学生実験の指導や小中学生向けの公開講座といった業務も行うので、やりがいのある魅力的な仕事だと感じています。

1日のスケジュール

8:30 出勤

8:40 グループ会議・技術室会議
技術職員は技術室に属し、専門により3グループのいずれかに配属されます。各種会議や予定などの情報共有のため、グループ会議に毎日、技術室会議に毎週、参加します。

9:00 SEMの日常点検
SEMの状態を毎日確認して記録しています。また、メンテナンスや不具合対応も行います。

12:10 昼食
近くのショッピングモールで昼食をとります。

12:55 分析機器の実習
機器取扱のスキルアップのための実習をします。自分で考えて分からないことは上司に相談すると、親身になってアドバイスをくださいます。また現在はX線回折装置の操作法を勉強しています。

17:00 退勤