山口 美咲

信州大学

山口 美咲
教育学部図書館
 
採用年度:平成24年度
試験区分:図書

現在の仕事内容について

 現在の主な仕事は、図書・雑誌の購入・支払、ILL全般(図書館同士で行う資料貸出やコピー提供の相互協力サービス)、図書館内のシステムと機器の管理です。また、毎日カウンター当番の時間が2時間あります。教育学部図書館は小規模で、誰かが休む時は残る職員でその人の担当の仕事をフォローし合うので、図書館のほぼすべての仕事に日常的に触れることになります。また大学職員として、報告書の編集委員やオープンキャンパスの受付、入試の案内係など の仕事もあります。

印象に残っていること/嬉しかったこと

 採用2-3年目に、当時所属していた中央図書館で耐震改修・増築工事が行われました。このときは広報がうまくいかず、自分が「当たり前」と思っていることや専門用語は利用者にとっては「当たり前」ではない、ということを痛感しました。それでも、工事中の不便を減らすために考えた対応策に効果があったことや、完成した図書館を気に入ってもらえていることがとても嬉しいです。

日頃心がけていることや、やりがい

 図書館は接客業だと思っています。利用者と接するときは、相手の希望を聞き・考え・推察して、自分ができる最善の対応となるように心がけています。利用者と接しない作業(たとえば書架の整理など)でも、どの順番で作業すれば利用者の邪魔にならないか、より使いやすくできるか、などを考えながら行っています。

国立大学法人等の魅力、選んだ理由

 自分の経験から、大学図書館を研究の一端に触れられる場と考えて志望しました。実際には、常に最先端の教育と研究に接するだけでなく、どのように届ければいいのか・活用すればいいのか、ということに頭を悩ませています。大学図書館は絶えず変化し続けている場で、それが私にはとても魅力的です。

年間スケジュール

4・5 月
新入生への対応:新入生全クラスへ利用ガイダンスを行っています。この時期に限りませんが、館内で悩んでいるようであれば様子を見つつ声をかけます。

6・7 月
レポート課題・前期試験:学習サポートのために、学生の相談員(ラーニングアドバイザー)がいる図書館もあります。教員採用試験もこの時期におこなわれますので、利用しやすい図書館となるよう心がけています。

8・9 月
夏休み・オープンキャンパス:帰省などで利用者が少なくなるので、蔵書点検などの作業を行います。教育実習に行く学生へ向けて、事前準備のための資料紹介をします。

10・11 月
後期授業開始・卒論準備:論文検索やデータベース利用の講習会を実施します。カウンターで論文検索などの質問を受けることも増えます。

12・1 月
卒論提出・後期試験・センター試験:本の貸出・ILLの処理件数が1年で一番多い時期です。年末年始や入試で休館する日が多いので、到着予定日などにより注意します。

2・3 月
入試・年度末決算:
卒業する学生へは重点的に返却の督促などをします。年度末決算は先生とのやり取りが増えます。