前田 香緒里

人間文化研究機構国立国語研究所

目の前の業務の先の“利用者”を思い描いて
 
前田 香緒里
管理部 研究推進課 研究図書グループ
採用年度:平成30年度
試験区分:図書

現在の仕事内容について

 雑誌資料の受入業務を主に担当しています。購入雑誌や他機関から寄贈される紀要等のデータを登録し、OPAC(オンライン蔵書目録)で検索できるようにしたうえで書架に並べます。そのほかにも、他機関からの文献複写依頼や図書の貸借依頼を受けて当室の資料を提供する相互貸借業務、閲覧室カウンターでの利用者対応などを行うこともあります。

仕事をしていて感じる魅力ややりがいについて

 小規模な図書室で人員が少ないため、担当する業務が幅広く大変ではありますが、個々の業務も全体的な図書室の運営方法も学ぶことができる点が魅力です。また、当室にしか所蔵がない資料も多々あり、専門図書館ならではの蔵書も魅力の一つです。

実際に仕事をしてみて、就職前とのギャップはありましたか。

 図書館と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、カウンターで図書の貸出やレファレンスをする光景かと思います。しかし資料が利用者の手に渡るまでには、裏側で様々な手続きを経ているいうことを実感しました。どんな業務もその先に“利用者”がいると考え、仕事に取り組んでいます。

1日のスケジュール

9:00 出勤
図書室の開室作業の後、メールチェックを行い、1日の業務の進め方を考えます。

10:00 相互貸借業務、郵送準備
他大学・他機関からの依頼を受け、当室の資料を提供します。
郵便物の発送の時間までにどれだけ対応できるか、時間との戦いです。

12:15 昼休み
交代でカウンター当番をすることもあります。

14:00 雑誌の受入
新規に届いた雑誌の登録作業を行います。この作業を経て、資料が書架に並び、OPACでの検索や、閲覧ができるようになります。

16:00 目録の整備
OPACに登録されている資料情報の整備をします。データ修正のほか、最近購入が増加している電子ブックの登録も行っています。

17:30 退勤
図書室の閉室作業の後、翌日のToDoリストを作成し、机を整理して退勤します。