紺野　和幸

　私は木更津工業高等専門学校（高専）の情報担当として、学内システムやネットワークなど の維持管理、また情報セキュリティ対策の実施を行っています。大学と比較すると高専は小さい組織ですので、学内の広い範囲を担当できるのが特徴だと思います。特にシステム更新の際には設計段階から携わる事が出来るためやりがいを感じます。また、図書館の受付や蔵書管理なども行っています。
　私は、平成29年度より経理課に所属し、予算ならびに補助金、財務に係る業務を担当しています。
　予算担当として、所内の各部署が使うお金を研究テーマや業務内容、財源に応じて適切に配り、１年間の執行状況を管理しています。また、補助金の申請や繰越、執行実績の報告等の手続きを行い、補助事業の進捗管理を行っています。さらに財務諸表や決算報告書の作成、消費税の申告等も担当しています。

　私は大学を卒業後、IT関連企業にてシステムエンジニアとしてシステムの開発・テスト・お客様環境への導入を担当していました。仕事をしている中で、情報システムを開発した後である維持運用の仕事にも興味を持ち、その中でも次世代の人材を育成する教育現場に関心を持ちました。民間企業における情報系の実務経験は教育現場でも生かせるのではないかと考え、国立大学法人等職員採用試験を受けました。

　技術系学校職員の場合、民間企業の業務内容と比べて大きく異ならない部分もあると感 じており、民間企業での経験を十分に生かせる環境だと思います。仕事を続けながらの試 験勉強や転職活動は大変だと思いますが、民間企業で得られた知識と経験を活かし、一緒 に教育現場を支えてみませんか。