竹下 泰弘

横浜国立大学

室長
 
竹下 泰弘
総務企画部学長室
 
採用年度:平成4年度

 

経歴

平成 4 年10月

横浜国立大学経理部経理課

平成 6 年10月

同 工学部

平成 9 年10月

総合研究大学院大学総務課

平成12年4月

横浜国立大学経理部契約室

平成14年4月

同 経理部主計課

平成15年4月

同 経理部主計課司計係司計主任

平成16年4月

同 総務部人事課職員係長

平成18年4月

同 総務部人事・労務課職員・共済係長

平成19年1月

同 総務部総務課総務係長

平成21年1月

同 財務部財務課財務企画係長

平成22年4月

同 財務部経理課契約第二係長

平成24年7月

同 財務部経理課経理企画係長

令和25年4月

同 財務部財務課副課長

令和29年4月

同 理工学系大学院等副事務長

平成30年4月

同 学務部学生支援課長

令和 2 年4月

同 総務企画部学長室長

 

 

 

 

これまでのキャリア

1年目~10年目 職場での役割は、仕事の意味を知ることで見えてくる

 

 組織の仕事は、頂点から裾野まで階層的に分かれていて、一つひとつの仕事にはそれぞれ役割と意味があります。最初の配属先は経理部経理課です。ここでは会計業務の一つである予算の執行に携わりました。大学で使われるお金の用途を把握できましたし、組織における自分の役割を認識することの重要性を深く感じました。また、業務後には若手中心の勉強会が開催されたり、同期の職員や同じ課の職員同士で旅行や課外活動を行ったりしたことで、職場全体に一体感が生まれていたように思います。
 9年目には、全省庁の職員が150人ほど集まる「財務省会計事務研修」に参加し、3か月に渡って会計業務を学びました。全国各地に人的なネットワークを築けましたし、研修から20年が経った今でも同期会を開催しては彼らと親睦を深めています。仕事を通した人間的な成長はもちろん、一緒に頑張れる仲間の存在もまた、仕事を充実させるためには欠かせない要素です。

11年目~20年目 仕事の幅が広がるとともに、見える景色は複雑で美しくなる

 

 主計課司計係の主任に昇進し、部下の人材育成をしながら、会計のなかでも予算の要求・獲得に関する業務を任されるようになりました。以前までいた経理課では「予算の執行」というお金の流れで言うところの下流、そして今回の主計課では「予算の要求・獲得」というお金の流れで言うところの上流、双方の実務を経験したことで、大学全体におけるお金の流れを会計の視点から考えられるようになりました。おかげで「予算を獲得するには」という視点を踏まえて、さまざまな企画を立案できるようになりました。なかでも「21世紀COEプログラム」で大型の予算2件を獲得できたのは思い出深いですね。
 平成16年には国立大学が法人化され、そのタイミングで私は、それまでの会計係から庶務系の業務に移行。職員・共済係では教職員の福利厚生や職員の研修の企画・実施を、総務係では全学会議の準備や防災などを担当し、その結果、少しずつ着実に仕事の幅が広がっていくことへの喜びを実感できました。

21年目~現在 仕事に飛び級はない。目の前の一歩、その連続性が道を作る

 

 財務課の副課長としてしばらく財務系の仕事に携わった後、平成30年から学生支援課長に昇任し、初めて学務の仕事に携わることになりました。奨学金の支給の手続きや大学祭や部活動団体の指導など、学生と直接関わる仕事に携わることができたおかげで、学生目線で大学像を捉えることができ、視野が広がりました。とても有意義な2年間でした。
 現在は学長室長として業務にあたり、学長や理事・副学長とともに行動するようになり、大学全体のことを俯瞰しながら様々な業務をこなす立場を担っています。並行して、大学の広報業務や大学基金の創設と運営の業務も行っています。2年後に本学は、創基150周年を迎えますが、今はその周年記念事業に向けた準備に取り組んでいる最中です。
 裾野の仕事から始まった私のキャリアですが、すべての経験が、今の業務の土台になっているからこそ、大学全体の運営に関わる業務に携わっているのだと思います。

メッセージ

 

 未来を担う学生の人材育成、社会課題を解決する科学技術の発展への寄与、研究成果の社会還元など、大学職員の仕事は社会をより良い方向へ推し進める業務が多く、新しい未来を創る仕事に教員と協働できるのが魅力です。横浜国立大学では、大学の課題を議論をする「アドミニストレーター養成研修」や、若手中心の「事務DX検討チーム」など、若い職員が活躍できる仕組みがあります。社会の課題解決、世の中を豊かにする人材育成、価値の創造など、教育や研究に関心の高い皆さんを待っています。大学の発展のために議論していきましょう。