合田　優実

　文化庁主催の「文化財行政講座」では、文化財の保存・活用に関する基礎的な知識を習得するとともに、近年多発している自然災害からの文化財防災の考え方など、博物館を取り巻く現状や課題について広く学ぶことができました。さらにその後は、放送大学開講の学芸員課程の科目を履修する職員研修を利用することで、自主的なフォローアップを図っています。

　私の所属する部署では、展示の準備や資料の管理、施設のメンテナンス等の博物館事業全般を担っているため、これらの研修から得た知識が日常の業務で役立っていると実感しています。私は在学中に博物館学を専攻していませんが、採用後の研修を通して必要な知識を補うことができ、充実感を持って日々の業務に取り組んでいます。