阿部　由貴子

　主に資料の相互貸借、レファレンスサービスをはじめ、資料の出納から複写まで多岐にわたる窓口業務に携わっています。レファレンスでは、利用者の求めている情報は何か、図書館としてどこまで利用者に寄り添えるかを考え応対しています。また、マイクロフィルム等利用に制限のある資料について、原資料の所蔵元の許可を得る手続きも行っています。当館では、国内でも貴重な資料が多数保管されているため、資料の閲覧等の利用が大変多いです。利用しやすいサービスを提供できるよう、周囲の人に相談しながら日々仕事をしています。

　嬉しかったことは、窓口業務でデータベースや参考調査等の利用案内をしている時に利用者からお礼を言われたことです。利用者自身の問題解決のために、利用者の求める資料に辿り着く手助けをし、その結果利用者にとって必要なものを得ることができ、感謝された時に達成感を感じます。
　何をすれば利用者の求めるものに辿りつけるか、それをわかりやすく提示するにはどうするか、を意識して利用者に接しています。

　やりがいを感じるのは自分が携わったことが利用者の役に立っていると実感した時です。窓口業務だけでなく、資料所蔵元の閲覧・複写許可を取るために必要な書類や紹介状の作成、館内の他部署や他機関との調整等、利用者に関わる業務は数多くあります。必要な情報を自分で判断し、周囲の人との調整を行い業務を迅速に進めることを目標にしています。

　大学をはじめとした数々の研究機関の中で、研究に携わる人々にどのようなサポートができるか、ということを考えて国立大学法人等を選びました。研究を進める上で必要な情報・資料の入手や手続き等、図書館を中継することで研究に携わる人々が効率良く研究を進められるようなサポートを心がけています。

9：00
始業：メールを確認し、仕事の優先順位を考えます。

9：30
開館・窓口業務：図書館開館15分前に検索・閲覧用PCの立ち上げ、複写機準備等開館準備を進めます。

11：00
発送作業：窓口業務を交代し、閲覧許可願、複写許可願、貸借資料等処理が済んだものを発送します。

12：15
昼食：昼のシフトの日は12:00～13:00で窓口業務に入り、その後昼休みをとります。

13：00
窓口業務・書類処理：各種許可願等の書類作成を中心に、様子を見て適宜窓口業務に入ります。

17：30
終業：遅番の日は9:30～18:00で勤務をしていて、閉館準備を行います。